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●小冊子『手手』をつくる… 読谷村周辺で暮らすカメラマン、デザイナーに呼びかけ、 小冊子の制作を試みました。 目を向けるのは、観光としての沖縄でも、町歩き情報でもなく、 沖縄で暮らす普通の人々や文化。 既刊の創刊号(1000部)、2号(2000部)では、 料理人や器職人、ハルサー(畑人)、 珈琲屋台店主などを誌面にのせ、 彼らの光と影を伝えました。 読みものの他、レシピ、アーティスト参加の沖縄文化×デザイン企画、 イラストを使った広告ページなどを設けています。 読者層は絞らず、文字もできるだけ大きく。 おばぁが熱心に読んでくれているような光景に 出会えることもあります。 個人経営の飲食店や書店、ギャラリーを中心に、 県内外約50店で販売しています。 創刊号を発刊した時、ある方からいただいた言葉を、 ずっと大切にもっています。 たぶん世の中にはやってみないとわからないことが多々あるので、 まずは動いてみることが必要だと僕も思います。 そして“クリエイティヴであること”というのは、 “ものを作る”ことよりも、実は“人に伝える”ことのほうが、 格段に難しいというのがあって、 それを体験すること自体が、スタッフの方々のそれぞれの もの作りにフィードバックされると思うので、 今後がますます楽しみですね。 また、2号目を発刊した時には、別の方から、 こんな言葉をいただきました。 作り手と読み手のキョリが離れていない本だなぁ。 まさしく手手ですね。 何らかの形でつづけていきます。本づくり。 |